山の神々 トヤド浅間から藤野鷹取山

自分は三国山の絶頂に登ろうと、馬道から別れる小径を求めると、そこには何を祀ったのか
骰子形の高さ一尺余の石祠があって、神酒でも捧げたものか小さい竹筒などが五つ六つ
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もしかしてこの祠でございましょうか武田久吉様 今回は手向け物、タワを訪ねるたびでした。
武州側から登りつめた所に近年上川乗で建てた大きな標木があってこれには左上野原方面の道
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  左上野原方面の道と記し上野原道に面した方には右桧ノ原五日市方面と認めてある。
武田様が歩かれた大正八年から六年後にはこのような石造りの道標が上川乗の青年団により
建てられております。木製の道標は廃れていましたが、80年の時を経ても健在でございます。
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巨大な栂、檜、ミズラナブ、等の巨樹で、そのもには注連を張って明らかに神木なることを示してある。杉の根元に石の祠があって これでございますね、こうしてあなた様の後追いをする
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のは、至福のひと時であります。願わくば武田様が、80年前に生藤山の正体をつきとめる山行
に私もお供したい思いに駆られます。さらに小暮・田部両氏も同じ道を通り雲取山に行かれたとか
先人の残された紀行文を読み山歩きをする楽しみは、言わばひとつのタマランチ会長と今日の
                       日記に認めてみました。
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    初手は岩場にある山ノ神 これからわずらわしい(‥)(..)ペコリほどの石物が続続
武蔵五日市から矢沢林道の取り付きにガソリン自動車で向かいます。(運賃4200万円)
南郷国民小学校を右手に見て橋を渡った地点の斜面から登りはじめました.K氏のガイドm(._.)m
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                                           トヤド浅間
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なぞの標柱 手持ち図書にはトヤド浅間はありません・ここから南東に浅間峠:栗坂峠に向かう
一息後栗坂峠の木彫り標識にどこが峠じゃと突っ込みを入れながら泥濘の道を熊倉山へ
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                                    熊倉山手前の道祖神
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             ハセツネランラ-の夢の後を粛々と三国山に向かう、結構きつい
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                                                三国山
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老人はここから左にきれて下岩から上岩を経て三国山に登れとすすめてくれたが・・・
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                         老人のすすめてくれた道は多分この道
日野、落合、上沢井、鎌沢、登里の地名から武田様はエアリアのコ-スを歩いと推察します。
                          さて三国山で昼食をとり倉子峠へ向かう
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鎌倉の切り通しの雰囲気を漂わせる倉子峠は石物の宝庫だった。句碑に馬頭観音や車道に
分断された左右の山道には祠がありそれぞれお酒が供えられて、祭る人の心情を思う
                                 倉子峠から登って下って長かった。
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中央線の車窓から眺めるラブレタ-の先に丹沢の山並みが見えて長旅の目端がついた。
引用は 『山岳』 大8・10第13年第3号を転載した山への足跡 武田久吉著 二見書房昭45
 
                                              16日歩く












 

by takigoyama | 2006-12-18 20:44 | ハイキング | Trackback | Comments(2)

Commented by forest k at 2006-12-20 23:33 x
ホント、煩わしいほどの石物ばかりで最初こそ逐一カメラに収めていましたが、ボクは三国山に着く前に放棄していました。でも同じものでも記録として撮った誰かさんのとは違ってどれも雲泥の差でございますです。
Commented by takigoyama at 2006-12-21 09:37 x
倉子峠の新しい馬頭観音は昭和38年です。東京オリンピック前は
まだお馬さんが活躍していたんですね、(39年のダ-ビ-優勝馬はシンザン)

どの尾根や山を登るか、よりよい被写体に出会えていい写真が撮れれば
満足ですね、年号が読み取れていつの時代か分かれば、より楽しくなります。